海外の情報もどんどんと手に入れやすくなって、生活・音楽・ファッションなど
10数年前と比べてどんな面でも鎖国感がなくなってきました。「日本」
日本に帰ってきて今年で10年。もう慣れてしまいましたが、
海外生活の中では「普通じゃない日本」をすごく良く目にする機会が多かったです。
世界から見たらまだまだ不思議な国です。「日本」
今回は、それを強く実感できる作品「Japan-The Strange Country」をご紹介。

これは名古屋でグラフィックデザインを学ぶKenichi Tanakaさんの作品です。
大学の卒業制作で制作した映像です。日本で生活していると、当たり前すぎて気づかない「不思議な事実」を、海外で生活した経験も生かし、外国人の視点から統計とともに映像化しました。笑いつつも、「なんか不思議だな」と考えてもらえれば幸いです。

日本の内側からでは分からない「いかに日本が世界から見て不思議か」という事を、
様々な統計やデータを引用し、東京、文化、生活、食料、水、テクノロジーなど
複数のテーマに分け、アイコニックなアニメーションムービーで紹介しています。


各テーマに合わせたスライドはシンプルなデザインのアイコンで整理され、
分かりやすく、アニメーションのテンポや、ナレーションのトーンと
良い具合に相まって、作品の魅力・雰囲気をとても高めています。

綺羅びやかな歴史文化を背景に、超高度な技術を使い、隅々まで全てが最先端、
日本はそんな豊かな国として取り上げられがちです。それは事実でもありますが、
この作品の一番のポイントは現代の日本の深い部分まで斬り込まれている点です。
「オカシな国 日本」という大テーマの本質は実は深く重く、
ハッと考えさせられる力を持った非常にクオリティの高い作品となっています。
英語版が公開終了となっていてものすごく残念です。(facebookでも紹介したかった)
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