広告イイね!:皮肉たっぷり!Takis – 嫌いな奴らに耳を傾けろ!

今回の「広告イイね!」で紹介するのは、メキシコのトルティーヤチップス“Takis”がイギリスで展開する、皮肉たっぷりのブランド広告。クイーンいじりなどで知られるユーモアの国ならではの施策には驚かされました!

これは、“Takis”の英国発売開始に向けたローンチキャンペーンとして実施されたもので、トップ画面にもしている広告が投影されているのはなんと、イギリスの国会議事堂。9月23日に突然投影されたこの広告、「健康に悪いと判断された製品の広告を制限する」というイギリス政府の計画を皮肉った広告キャンペーンとなっています。

イギリス政府の制限というものは、夜9時をすぎるまではジャンクフードの広告をTV/新聞/雑誌/オンラインという全ての媒体で禁止する。というもの。

であれば、屋外!であれば、21時まで制限!と、ユーモアと皮肉たっぷりな広告キャンペーンとなりました。

「嫌いな奴らに耳を傾けろ!(Listen to the Haters)」と名付けられたこのキャンペーンは、「Takisを食べないで!」という逆表現のキャッチコピーで、ブランドのスパイシーさを演出しています。

いやぁ刺激的。日本じゃ出来ないな。。。

冒頭の国会議事堂へのプロジェクション広告の他にも、露骨な表現として深夜までモザイクが掛けられたり、1日5皿以上の野菜と果物を食べようという健康な食生活(5 a day)を皮肉ったりと、ロンドンの街中にはとにかく“皮肉”と“風刺”に溢れた広告が展開されています。

“好き嫌い”がはっきりするスナックブランドであることを逆手に取ったアプローチは、世の中に対してだけではなく、「二度と食べない!」「辛すぎ!!」と言ったネガティブなユーザーレビューにも飛び火し、OOHの広告として使用されているそう。徹底的に(かつ気持ちよく)噛み付いた表現ですよね。

また、これらのキャンペーンの一環としてTikTokやSnapchatと連携し、今後数ヶ月間はOOHの枠を超えて、ソーシャルメディア上でも拡散されていくとのこと。

“制限が掛けられるほど、求めてしまう。”

そんな人の欲望をストレートにいじった展開はユニークで、海外広告ならではのユーモア溢れる“Takis”の広告でした。

今日もどこかで新しい展開が。世界の面白い広告、集めていきたいですね!ではでは。

代理店:Publicis•Poke
カテゴリ:広告イイね!海外広告

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