CREATIVITY:世界が愛したちっちゃいMINI、ただしスペシャルメイド

1960年代のMINI。
現代のクルマでは絶対に見ることのできない、ちっちゃな10インチホイールがかわいいですね。
このMINI、スペシャルメイドなんです。

カナダのカスタムビルドブランド「SPECTRE」がたった10台のみ制作した”Spectre Type 10

大きなシースルールーフから除くのは、美しい内装。

MINIのボディサイズからは想像できないほど広々としたキャビンには、ウッド、レザー、ファブリック、メタルなどを組み合わせオリジナルデザインの意匠があしらわれています。クラシックかつお洒落にまとめられたインテリア、これがまた良い。

削り出しかな?のギアシフトはまるで芸術作品の様。

特徴的なウッド製のオーバル型ダッシュボードの仕上がりは、カスタムビルドとしてのクラス感に溢れています。シンプルだけど、この内装は飽きが来ないだろうなぁ。モノトーンでまとめられ足元周りは、金属部分も効果的に使って車内を引き締めつつ、60年代の車に乗っていることを思い出させるような柔らかな色彩でまとめられています。

ビジュアル&スタイルだけではなく、心臓部もスペシャルメイド。
リアボンネットに収まるのは2.0リッターのホンダVTECエンジン、6速トランスミッションにより230bhpを後輪に出力します。(通常のこの年代のMINIは前輪駆動)リアフードの左右からは、チタン製エキゾーストが覗き、スタイルだけではなく動力性能にも惜しみないこだわりが見えます。

下の動画からは、実際の制作の様子が紹介されています。
他、内装やシートなどのデザイン制作過程も「Spectre Vehicle Designチャンネル」にて纏められています。

今回取り上げた「Spectre Vehicle Design」以外にも、”Singer Vehicle Design”・”TOTEM AUTOMOBILI”などをはじめ、ネオクラシックというのか古き良き時代のクルマを現代の技術と組み合わせて昇華させるカスタムビルダーが世界中に溢れています。今では見られなくなった古き良き時代のビークルデザインが、新しく生まれ変わるってすごくいいなぁと。

古い車になればなるほど、エンジンルームにも余裕があることから、歴史的な名車が”EV(電気自動車)”として生まれ変わるプロジェクトなども多数進んでおり車好きにとっては目が話せないトレンドのひとつになっています。

良いものを長く、歴史的な文化を新しくリフォーム。いいですね!ではでは。

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