広告イイね!:竜とそばかすの姫「@uworld_belle」Instagram

皆さん見ましたか?「竜とそばかすの姫」今月興行収入が58.7億円を突破とニュースにもなっていました。「時をかける少女」「サマーウォーズ」で知られる細田監督、毎作楽しみにしています。
特に私は「バケモノの子」が非常に好みで、今度のミュージカル化もワクワクしながら待っています。

今回はそんな「竜そば」から、あぁ世界観を上手く表していて気持ち良いなぁと思う広告をひとつ。

『おおかみこどもの雨と雪』や、アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされた『未来のミライ』などの細田守が監督を務めたアニメーション。“もうひとつの現実”と呼ばれる巨大インターネット空間の仮想世界を舞台に、心に傷を抱え自分を見失った17歳の女子高生が、未知の存在との遭遇を通して成長していく。企画・制作は、細田監督らが設立したアニメーション制作会社・スタジオ地図が担当する。

Yahoo!映画より

この「竜そば」は、”As(アズ)”と呼ばれるアバターを活用して、仮想世界”U”を舞台に主人公の少女と少年の成長を描く。というジュブナイル系のストーリー。細田監督の仮想空間といえば、サマーウォーズですがあの作品ではどちらかと言うとFacebookやセカンドライフ(古)の様な”Life with THE Internet.”という描かれ方をしていました。

一方今回の「竜とそばかすの姫」では時代も変わり、オンラインが当たり前になった世界。仮想空間の中での生活は切っても切り離せないものとなった世界。とそんな描かれ方をしていました。

7月13日にアップされた、ひとシリーズのInstagramからこのプロモーションはスタートします。

一見よく見るパッチワーク型のInstagramプロモーションなのですが、ビジュアルの拵えが秀逸。
本作品の世界観とマッチする、シームレスに広がっていく世界をビジュアルで表現されていて、上の初の投稿から継ぎ目なく「竜とそばかすの姫」の仮想世界「U」がInsragram上に拡がっていきます。

一部抜粋し、下のギャラリースライドショーにまとめていますが、これは是非一度実際にスマホでInstagramへアクセスしてみて欲しい。スマートフォンアプリでの上下スワイプに非常に親和性高く、本当に綺麗な構成だなぁとため息が出るほどです。
(是非見ていただきたいので実際のアカウントの縦スクロールキャプチャを最下部に載せています。)

公式Insragramアカウントはこちら⇒Belle(@uworld_belle)

主人公ベルが、仮想世界「U」で美しいビジュアルと共に歌姫となり、世界中で話題になっていく。現実の世界と、仮想世界のつなぎ目が希薄になり、オンライン/オフラインの境目が消える。そんな空気感がとても綺麗で、とても目を惹くプロモーションとなっていました。

そして、さらに。下の写真の女性。主人公である”ベル”なんですが。。。

一見誰かのコスプレ?と見えるこの女性、なんとCGで描かれた”バーチャルヒューマン”なのです。

Aww Inc./Virtual human “Belle” is unveiled

 @uworld_belleで用いられた歌姫ベルとそっくりなキャラクターを作り上げたのは、日本初のバーチャルヒューマンカンパニー「Aww」。26日、同社が公式サイトで「スタジオ地図の最新作『竜とそばかすの姫』(監督:細田守)の主人公『Belle』が、バーチャルヒューマンとして誕生しました」と発表。同社では3DCGによる人間の動きや顔の表情などを10年以上研究を続け、複数のバーチャルヒューマンを生み出しプロデュース。Belleの開発には同社のバーチャルヒューマン開発技術「MASTER MODEL(R)」が用いられている。

シネマトゥデイ/https://www.cinematoday.jp/news/N0125012

CG/ロボットを人間に似せていくと生まれる「不気味の谷」を、技術で飛び越えていったビジュアルは圧巻。今はもうここまで進化してきているんですね。これほどの解像度のアバターで生活する仮想空間なんて出てきたらスゴいですよね。5G世界でもまだ無理そうだけれども。

バーチャルとリアルの境目とは何か?オンラインとオフラインの融合とは何か?について徹頭徹尾考え抜いて、練りに練られたプロモーションだったんだなぁと度肝を抜かれました。いやぁ本当に綺麗に収まっていてすごい。

今回はそんな「竜とそばかすの姫」から、美しいInstagramプロモーションの紹介でした。

また広告が面白い世界になっていって欲しい!ではでは。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次