こんにちは!前回の記事では大まかな開業への流れをまとめましたが、今回はSTEP BY STEPにて、「開業届」の書き方をまとめてみます。履歴書よりもよっぽど簡単!という理由も分かって頂けるかと思います。
「開業届」の記入14項目
まずは、改めて開業届の記入箇所14項目を眺めてみましょう。
基本的には住所氏名などの情報記載と、マークシートのような選択式の記入となる。というとイメージが付きやすいかもしれません。

各項目のSTEP BY STEP記入方法
それでは、各番号順に書き方をまとめてみます。
上から順に3分割して10番までは必須事項となります。(⑤は必須ではありません)

①税務署・提出日:
>税務署名と開業届の提出日を記入します。提出日は平日のみですね。
例)東京 税務署長、2021年9月6日提出
②納税地:
>納税地を記載します。概ね自分の居住地区が納税地であるはずなので、自宅住所などとなります。
③氏名・生年月日・個人番号:
>記載の通りに記入します。
④職業:
>開業したい職業名を記載します。
例)広告業・ライター業など
⑤屋号:
>屋号(事業名や店舗、サービスの名前)を付ける場合は記入します。
必須では有りません。不要な方もいると思います。
自由に名付けていいのですが、後ほど事業用口座などを作るときにも使用します。
例)三河屋、○○サービス、△△企画など

⑥届出の区分:
>開業の文字を○で囲みます。
⑦開業・廃業等日:
>事業を開始した日付を記入します。
事業を提出前から始めている方は、開始後1ヶ月以内に開業届の提出が必須となります。
⑧青色申告承認申請書の有無:
>青色申告を希望される場合は、「有」を○で囲みます。
青色申告と白色申告とは、確定申告方法の違いです。
「青色申告は複雑だけど・控除が大きい」「白色は簡単だけど・税制上のメリットが少ない」
と分かれますので、青色申告をオススメします。
⑨消費税に関する課税事業者選択届出書:
>初めての開業の場合には、「無」で大丈夫です。
開業から2年間は、消費税納付の免税業者となるためです。
この書類が必要になる場合があるのは3年目以降となります。(規模による)
⑩事業の概要:
>何を・どこで・どうやって。という形式で事業の概要を記入します。
例)広告事業、○○の販売、△△サービスの提供など

⑪給与等の支払いの状況:
>従業員などを雇う場合には記入が必要になります。(一人の場合は不要)
⑫源泉所得税の納期の特例申請書:
>従業員の源泉所得税納期に関する欄です。(一人の場合は不要)
⑬給与支払いを開始する年月日:
>従業員の給与支払いに関する欄です。(一人の場合は不要)
⑭関与税理士:
>税理士を立てる場合には記載をします。(税理士がいない場合は不要)