個人事業のはじめ方⑦:生活の中で変わる4つの変化

先日の記事で紹介した「開業届」を出すことで書類上では事業主となることができます。
さて、事業主となると何が変わるのでしょう?
実際に私が会社員を辞めて、ひとり独立した時に感じたアレコレ。今日はそんなお話です。

目次

今日から個人事業主。生活が変わる4つの点

私の独立は2016年。広告会社からの独立で、”かねてから副業を続けてきて”の様な形ではありませんでしたので、昨日まで会社勤め⇒今日から個人事務所と、間を開けずスイッチを切り替えるように働き方が1日で変わりました。

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今ではテレワークや在宅勤務も定着してきて、自宅での勤務をされる方も多いと思いますが、会社務めから事業主となることで身の回りの世界で変わったなぁと感じることは数多くあります。もちろん、収入面での変化も大きいですが、特に毎日の中に現れる変化をまとめてみました。

①増える選択肢(と落とし所の必要性)

事業主になると、誰かに言われたからというような事が全く無くなり、一事が万事自分の「判断」になります。その分報酬もリスクも自分の責任で大きくも小さくも出来るわけですが。

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「この仕事をやるorやらない」「買うor買わない」「使うor使わない」というような、YES/NOという2択の様な選択肢であれば、判断するだけでいいのでまだ負担も少ないのですが、これがまた想像と全く違う。
グラデーションの様に一長一短が連続していて、こちらを立たせれば、あちらが立たずという事が目に見えて続いていきます。

選択や判断をするときには、常に「どこを落とし所に設定するか」をかなり意識するようにしました。
多分この基準を作っておかないと、どこかで破綻する事もあり得ることだと思います。

②時間感覚が行方不明

オフィス勤務の時と一番変わったのはココかも知れません。時間感覚。

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意識していなくても耳から入ってくる環境音というものは、自分の感覚の基礎になっているもの。
ひとり事業を始めてからも、仕事の内容は「企画」と変わり無かったのですが、「気がついたら夜!」とか「あ!打ち合わせがあった!」という様な時間感覚の麻痺が頻発しました。


12時には「お昼何食べよっか」と、お昼の時間で社内がザワザワしたり、
18時には「お先にー」と、同僚たちが帰ったりする雰囲気が出てくる。


こういった周囲の”雰囲気の変化”が乏しくなってくる為です。もう少し自分の感覚以外の外部刺激を作っていく為、この頃に腕時計をAppleWatchに買い替え、各種リマインダーなど活用し始めたりしました。
私に取っての秘書的役割にはベストな使い方だったようで、今でも便利に使っています。

自由な裁量で働くからこそ、いくらでもダラケられますし、いくらでも働けてしまいます。一人で働くからこそ、時間間隔(転じて時間管理)はしっかりと整えていきたいですね。

③集めよう、領収書

これまでさほど重要視せず、ポイポイ捨てていたレシート。
高校生の頃から、ほぼ全ての買い物や支払いをクレジットカードで賄っていたため、カード明細を家計簿的に使っていたので紙のレシートは受け取りもあまりしないほどでした。電子決済も増えてきて、その利便性からそういう人も多いのではないでしょうか?

person using a computer and holding a credit card and receipts
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今まで”レシート”と呼んでいた紙切れは、事業主になると”証明書”・”記録用紙”と成り代わり、管理と保管が必須の書類となります。青色申告の場合は7年間、白色申告の場合は5年間の保管期間もあり、結構大量に保管が必要なもの。また、感熱紙タイプのものは、色移りや文字が消えてしまうこともしばしば。。。保管時には注意が必要です。

④トイレットペーパーの減りが早い!

最後のひとつは余談感が溢れますが、これも変化に驚いた事のひとつです。

woman in pink long sleeve hoodie carrying tissue rolls
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「あれ?この間取り替えたばっかりのような気がするのに。。」

なんて、トイレットペーパーの交換頻度が圧倒的に増えました。
これまで日中はオフィス務めであった為、物理的な自宅トイレの利用が純粋に増えたんですね。
わ!こんなに減り早いのか!と、驚いたものです。思いもよらなかった変化シリーズですね。笑

意識的に振り返らないと通り過ぎていく色々

今回は個人で事業を始めて、生活の中で変わったなぁと思うことをまとめてみました。
思い返してみて改めて思うことは、「自分がやっていること」を見る人が”自分”しかいなくなるということです。

person writing on white paper beside apple magic mouse
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他人の評価という意味合いもありますが、ふと「このやり方正しかったんだっけ?」という心配が頭を過ることがあります。稼げるかどうかはすぐに結果を伴うことでも無いですし、選択肢の多さに悩むことも多くあります。

事業を始めると自分で想像出来ること以上にドタバタと忙しい毎日が始まります。
そんな日々の最中に中々振り返ることは難しいのですが、自分を振り返って「間違ってないね」「大丈夫だね」と思える癖を付けておくと、余分な心配をなくしたりPDCAを回すと言う意味でも継続した仕事には大切かなと思います。

いっぱいやることありますね!それでも気がついた頃には間違いなく登っています!
昨日より今日、先月より来月。どんどんこなして、揉まれて走っていきましょー!

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